私が大切にしたい設計配慮 (新築・リフォーム・再生)
人の考えも生活も変わります。今良いことでも、将来同じとは限りません・・・。
まして家は5~10年で買い換えたり容易にリフォームしたりしにくいだけに、私は耐久性と同じくらい
耐用性を重視して設計しています。家族の様々な生活変化に対応しやすい配慮が必要です。
1.生活をお互いイメージしながら設計したい
ご意向や現地調査を基に、必要に応じて異なるプランを2つ用意して打合せを始めていきます。
設計とは、たった一つのタイプで、又、たった数回で煮詰められるほど、単純ではありません。
じっくりコミュニケーションしたり、相矛盾する事を何度も検討していく事で、単にお金の積み重ねを
した住まいとは違う、あなたらしい趣のある形になっていくと信じています。
そんなちょっとした作業がいかに大切かを、今までの経験から学んできました。
2.その場所、その地域、その自然環境の中に在る、ことを大切にしたい
家は住むものです。日当たり、風、緑、隣家、雪、雨などの環境とうまく付き合える住まいがいい。
そうした中から、その人らしい生活が少しづつ成り立っていくと信じています。
必要に応じ、晴れ・雨・雪の日の現地を確認させてもらいながら設計したりします。
3.統一感やシンプルさを大切にしたい
あれもこれもいい・・・と欲張ると何かちぐはぐで落ち着かない住まいになります。
付け加えていくことではない、そぎ落としながら磨いていくことも必要です。
4.構造・施工性・メンテナンス性を考えながらプランづくり
構造面と施工性・メンテナンス性を考えながら設計することは、理に叶った、コスト面でも無理や
無駄のない住まいへと繋がります。特に構造面は、建物の基本的な骨組みをしっかり計画し、それを
図面化、記録として残し、建物という資産の一部としてお渡ししています。
間取りやデザインをまとめるだけでは、住む側の安心に配慮しているとは言い切れません。
5.経年美と遊び
「時と共に味わいが出る」ものを使うことは、住まいを永く使っていける一つの工夫。
趣味の小物やインテリアからイメージを作っていく住まいもステキだと思います。
建物の中にちょっとした遊びがあることも、あなたらしく住む上でのさり気ない贅沢です。
6.やっぱり使い勝手は大切にしたい
デザイン重視であったり、建築家の一方的なデザイン、作る側に都合の良い住まいは
住んだ後で「予想もしなかった使い勝手の悪さ」を嘆くケースを多く見てきました。
例えばコンセントの位置一つでも、住む人が「よかった」と明るく過ごせるような配慮をしたい。